主語をお客様にしてみるのはいかがでしょう?
SUCSUC Creativeの小池です。
先日、とある卸業の方と知り合いました。
地方で特定の食品をお店などに卸すお仕事をされていて、
それがとにかく美味しいらしいのです。
食べた人がみんな絶賛しているので、私も注文したくなり、
最低ロットを質問しました。
1キロでした。
一人暮らしで1キロ…
1回で100グラムも食べられない食品で、
しかも冷凍庫で保管していると1ヶ月くらいで冷凍焼けするとのことなので、
非常に残念ですが購入は諦めました。
卸業ですから、個人客はターゲットではありません。
だからこその最低ロットです。
一度にたくさん売るからこそ単価が低くできるのですもんね。
これ以下のパッケージはメーカーが作っていないから無理とのことでした。
でも、その方はこう言うのです。
「この食品を卸す先のお店を紹介してください。味の違いは食べてみれば分かります!」
(*^^*)。○(それなら食べてもらえる工夫をするべきでは…)
と、思いましたが言いませんでした。
この方がSUCSUC会員さんだったら、
「ちょっとお話しませんか?」と切り出していたと思います。笑
これは専門職あるあるなのですが、
発想の主語が自分の職業、もしくは商品・サービスになってしまっているのがポイントです。
「自分は卸だから」小分けにできない
「自分の仕入れ先に準備がないから」1キロ以下だと売れない
でも、もしも主語がお客様だったらどうでしょう?
「お客様が求めているから」小分けも準備してみよう
こういう風に変わってくるかのではないかと思います。
これはあらゆる専門職の人間が気を付けなければならないポイントです。
ちなみに、後日たまたまご紹介した方がお客様候補になったらしく、
紹介お礼のメールをいただきました。
「さっそく100グラムのサンプルを発送しました!」と書いてありました。
(*^^*)。○(100グラムあったんか~い!)
…と、思いましたが言いませんでした。笑
小池 さやか
株式会社SAVIE代表取締役
1982年生まれ
デザイン会社勤務を経て、結婚を機に独立。 その翌年、元旦那に貯金全額を使い込まれて30歳で一文無しのバツイチになる。 死に物狂いで働いて一年間で資本金と引っ越し費用を貯めて株式会社SAVIEを設立。
社名の由来は3匹飼っているサビ猫から。
趣味はバイクツーリング。