「無理してくれてありがとう!」from 未来の自分
強い個人事業主のビジネスコミュニティー
INDYELL(インディエール)代表の小池です。
有名な話ですが、
自分を成長させたいと思ったら
コンフォートゾーン(安全圏)から出る
↓
ストレッチゾーン(挑戦圏)に身を置く
↓
そのうちコンフォートゾーンが広がる
この手順を繰り返すしかないと言われていますよね。
でも、実はその外側に
「パニックゾーン」と呼ばれる領域が広がっていると知り、
ちょっと考えてみました。
身になる or 身を滅ぼす
宝くじの高額当選者は、
ほとんどがあっという間にお金を使い切って
結局不幸になってしまう・・・
この話も有名ですよね。
私は身の回りで宝くじの高額当選者を知らないので
何とも言えないのですが、
何かのラッキーで一時的に羽振りが良くなってから
その後急速に失速する人は
これまでに何度か見てきました。
そういえば、
昔遊んだ何かのRPGで
「あっ、ここすり抜けられるじゃん」
って気づいてシナリオと全く関係ない土地に上陸したら
普通にレベルが20くらい足りなくて
最初にエンカウントした雑魚モンスターに全滅させられて
大人しくシナリオ通りに進めることを心に誓ったことを思い出しました。
たぶんこれがパニックゾーンというやつなのだろうと思います。
全滅ゾーンと呼んでも良いのかも。
もはや自分ではどうすることもできない領域ですよね。
身になるストレッチゾーンと、
身を滅ぼすパニック(全滅)ゾーン。
両者の違いはたぶんシンプルで、
自分の意思で「こうなる!」と決めてたどり着いたか、
よく分からないまま流されてたどり着いたかだと思います。
それでも背伸びをする意味
「怖いから冒険しないでおこう」
これも立派な選択肢だと思います。
ですが、少なくとも我々のような事業主にとって、
コンフォートゾーンに留まることは
それ自体が最大の危険です。
コンフォートゾーン=快適な空間
危険もストレスもない、
馴染んだ居心地の良い世界です。
ずっとここに居られたら最高ですよね。
でも、そんなのは今日と同じ毎日が未来永劫続くという前提のお話です。
望むと望まざるとに関わらず、
世界なんてある日突然変わります。
ある日突然、
変なウィルスが生活をズタズタにしてきたり、
主要取引先がいなくなってしまったり、
未払いが発生したり、
信頼していた人から裏切られたり、
病気・事故・天災に見舞われたり・・・
悲しいけどそんなもんだと思います。
もしも今、あなたがとても居心地の良い世界にいるとしたら
それは数多くの幸運に恵まれた結果なのだと考えるべきです。
幸運は永遠には続きません。
コンフォートゾーンに居たいと思うなら、
自分の意思でゾーン自体を広げていく必要があります。
とはいえ、無理のしすぎも良くない
ストレッチゾーンに飛び出すとは言っても、
別に「自分なりに」で良いと思います。
全員が全員キラキラした世界を目指す必要はないですし、
他の誰かがやっているから自分もやらなきゃ、
みたいに思う必要もありません。
大切なのはコンフォートゾーンを広げているのだ、と
自分で意識し続けることだと思います。
無理しすぎるとキャパオーバーで
逆に大変なことになるという事例も
実際にたくさん見てきました。
特に、これは私の個人的な感覚ですが、
「世間に認められたい」という動機で飛び出す人は
パニックゾーンに行ってしまう確率が高いような気もします。
「自分なりに」で十分コンフォートゾーンは広がります。
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小池 さやか
株式会社SAVIE代表取締役
1982年生まれ
デザイン会社勤務を経て、結婚を機に独立。 その翌年、元旦那に貯金全額を使い込まれて30歳で一文無しのバツイチになる。 死に物狂いで働いて一年間で資本金と引っ越し費用を貯めて株式会社SAVIEを設立。
社名の由来は3匹飼っているサビ猫から。
趣味はバイクツーリング。